5月

5月 May

6日()()
ゴールデンウィーク

 

やんさんま勇壮
射水・加茂神社

富山県射水市加茂中部(下)の加茂神社に伝わる「やんさんま祭り」が4日、同神社の境内で行われた。疾走する馬から乗り手が矢を放つ「流鏑馬(やぶさめ)式」に大勢の見物客が見入りました。
五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る神事「牛乗式」も古式ゆかしく行われました。「田の神」をこの地にとどめようと、甲冑(かっちゅう)姿の男性がまたがった牛を若衆が組み伏せました。やんさんま祭りは、県の無形民俗文化財に指定されています。

 

 

 

絢爛豪華な曳山
小京都練る
南砺で
城端曳山祭本祭

国重要無形民俗文化財の城端曳山(ひきやま)祭は5日、富山県南砺市城端地域中心部で本祭を行い、絢爛(けんらん)豪華な曳山を巡行しました。夜には「提灯(ちょうちん)山」となり、「越中の小京都」と呼ばれる町を彩りました。
城端曳山祭は城端神明宮の春季祭礼。2016年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。

 

4日()()
ゴールデンウィーク
県内各地

 

南砺
福野夜高祭

370年以上の歴史を持つ富山県南砺市の福野夜高祭が1日、福野地域中心部で始まった。祭りを伝承する全7町が夜の闇の中、大中小の夜高行燈(あんどん)計18基を勇壮に練り回し、町中を幻想的な光で照らしました。2日は行燈を練り回した後、若連中が相手方の行燈を壊し合う引き合い(けんか)を行う。宵祭りでは、「ヨイヤサ、ヨイヤサ」の掛け声とともに、高さ約6.5mもの「大行燈(おおあんどん)」が通りを練り回り、祭り気分を盛り上げます。最大の見どころは、大行燈の「引き合い(ケンカ)」。威勢のいい拍子木とともに、若衆が相手方の行燈を壊し合います。
福野夜高祭は、1652(慶安5)年の大火で焼け落ちた町を再興する際、行燈をともして伊勢神宮の御分霊を神明社に迎えたことが起源とされる。県指定無形民俗文化財で、日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」にも認定されています。

 

 

 

地震からの復興願い力強く
高岡御車山祭
市民に元気と勇気

国重要有形・無形民俗文化財で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「高岡御車山(みくるまやま)祭」が1日、高岡市中心部で行われ、絢爛(けんらん)豪華な山車(やま)が歴史都市・高岡を彩った。関係者は伝統を守り継ぐ町衆の誇りを発信し、大勢の見物客が「動く美術工芸品」と称される山車に見入りました。
祭り加賀藩初代藩主の前田利家が豊臣秀吉から譲り受けた御所車(ごしょぐるま)を、2代藩主の利長が1609(慶長14)年の高岡開町の際に町民に与えたのが始まりとされる。利長を祭る高岡関野神社の春季例大祭に合わせ、毎年5月1日に行われます。

 

 


高岡市の国宝瑞龍寺を舞台にした「春のライトアップと門前市」が1日、大勢の来場者が幻想的に照らし出された大伽藍(がらん)に見入りました。そして高岡獅子舞大競演会は3日、高岡市中心部で開かれ、高岡、射水両市の6団体が笛や太鼓、威勢のいいかけ声を響かせ、勇壮な演舞を繰り広げました。

 

 

 

坂の町やかに練る
越中八尾曳山祭

栄華を極めた江戸時代の町人文化を伝える「越中八尾曳山(ひきやま)祭」が3日、富山市八尾町中心部で行われ、青空の下、絢爛(けんらん)豪華な装飾を施した曳山6基が坂の町を優雅に練り回り、夜には装飾を数百個のちょうちんに付け替えた曳山が巡行し、一帯が幻想的な雰囲気に包まれました。
同祭は八尾八幡社(下新町)の春季祭礼で、280年以上の歴史がある。1741(寛保元)年、上新町の花山に人形と役者を乗せて引き回したのが始まりとされる。6基とも県有形民俗文化財に指定されています。

 

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